食事から変える未病対策|未病予防に期待される5つの食事改善案とは

未病_食事_改善

普段から何らかの症状に悩んでいる人は少なくないと思います。

病気まではいかないものの、

  1. 『血圧が高い』
  2. 『便秘がひどい』
  3. 『頭痛持ちで・・・』

などといった症状があり、診断がついていない病気の一歩手前の段階を『未病』といいます。

あなたも、病気じゃないから自分は大丈夫と思っていませんか?

そのままにしておくて、未病から病気へとステップアップし内服や治療が必要な状態になってしまいます。内服や治療は始まると継続しなくてはいけなくなります。そうなる前に、日常の食事を工夫してみませんか。食べ方を少し変えるだけで、未病を防ぐことに繋ります。

意外と知らない食事のことをお話したいと思います。

 

目次

そもそも未病とは?どんな状態?

未病とは、体に何らかの症状(例えば頭痛、動悸、ふらつきなど)を自覚し、明らかな診断がつかない状態であるが、健康な状態ではないことをいいます。

症状が悪化した場合や症状をそのままにしておくことで、病気へと変化し治療が必要な状態になる場合も出てきます。

すでに何らかの症状が出ている人は受診することをお勧めします。

今は症状がなくても、加齢や日常生活から未病に繋がることも多いので、普段から気にかけることが大切です。

健康診断ドットコム
未病とは|注目の背景や健康寿命の考え方・予防取り組み事例も解説 | 健康診断ドットコム 未病(みびょう)とは、健康と病気の間にある状態とされ、病気とまではいえないものの、健康を保てず、病気になりつつある過程の総称とされています。日本医師会の説明によれ...

【参考】
神奈川県衛生研究所|未病を知ろう!~病気になってしまう前に〜

 

未病予防に期待される5つの食事改善案

朝食3:昼食5:夕食2が良い?

朝は忙しい為、食べない又は朝と昼は兼用という方が多いと思います。

悪いわけではありがせんが、人間が脳や筋肉を働かせるためには糖質が必要です。次項でお話する『糖質制限』に繋がることですが、人間は栄養がないと身体は働きません。

身体が働かない(栄養不足)になると貧血や低血糖などの症状として、ふらつきや頭痛、眠気などがでます。朝からこのような症状がある方は貧血や低血糖の可能性があります。

それらの症状を予防するためにも、朝3:昼5:夕2の割合で食事を摂取することをオススメします。

夜間の食事はたくさん摂りたいという意見もありますが...

夜はたくさん食べたいのに・・・」という方も多いと思います。しかし、夜は『寝るだけ』なので脳も筋肉もほとんど使いません。そのため、夜に多く摂取してしまうと脂肪に変化してしまうのです。

また、寝ている間は消化吸収が低下するので夕食をたくさん食べると、翌朝お腹がすかない状態になります。自身の1日の動き方で食事の割合を考えていくと、無駄な脂肪に変化せずに必要な栄養を摂取できます。

『糖質制限』より『プチ糖質制限』

最近『糖質制限ダイエット』が流行しています。

前項でも記載したように身体を働かせるには糖質が必要です。まったく摂取しないと『しんどい』『やる気が出ない』というように身体や頭が働かない状態になります。糖質を制限するとたしかに痩せますが、それは痩せているのではありません。

身体にいく栄養がなく、身体がスカスカな状態になっているだけなのです。

何事もやりすぎは駄目ということです。糖質制限をすると生活習慣病にもなりやすくなります。便秘になったり、動脈硬化も進むため脳梗塞や心筋梗塞にも繋ります。

糖質制限は駄目なの?』と思う方もいるかと思いますが、私は食べ方だと思います。私自身パンも米も食べます。しかし、夕食は基本的に糖質はほとんど摂りません。もちろん夕食も糖質を摂取する日もありますが、糖質を食べる場合には『食べてもいい糖質』を食べるようにしています。

[chat face="ER看護師.png" name="" align="left" border="gray" bg="none" style=""]以前は私も朝はコーヒー、昼と夕はしっかり食べるというスタイルでした。しかし、産後激太りしてしまい色々なダイエット方法を試しましたが痩せず。糖質制限をし始めましたが、逆に体調を崩してしまいました。今思うと身体が悲鳴をあげていたのだと思います。[/chat]

糖質制限をしていてしんどいなどの症状がある方は、一度普通の食生活に戻してみてください。体調が戻ればそれは間違えた方法です。

プチ糖質制限をするなら、運動量が減る夕食にオススメします。夕食を制限することで、翌朝目が覚めると空腹感を覚え、朝食を食べようと思うようになります。

食べるタイミングを考えてみてください。

食事の食べ合わせで未病をやっつけろ!

食事のことを調べていると、意外にも利に叶っている食事とそうではない食事があることに気がつきました。

例えば、普段何気なく食べている焼魚と大根おろしの組み合わせについて考えたことがありますか?付け合わせ程度にしか考えていないことはないでしょうか。

実は焼魚の焦げには発ガン性があると言われており、大根のもつ解毒作用が発ガン物質をやっつけてくれる効果があるとされています。焼魚+大根おろしのように食べ合わせでプラスに働く場合もあれば、逆にマイナスに働く場合もあります。よく言われているのが、夏に鰻と梅干しを食べると胃腸を壊すなどです。これは鰻の脂と梅干しの酸が胃腸を刺激するからと言われています。

食べ合わせ1つで効果は様々

食材1つ1つにはそれぞれ含まれている栄養素が違い、その栄養素が血圧を下げたり、コレステロールを減らしたりしてくれる成分を持っています。

これら全てを覚えるのは難しいと思いますが、 少し気にかけてみてください。

いままで何気なく摂取していた毎日の食事で今悩んでいる『血圧が高い』『浮腫む』『コレステロール値が高い』などの未病の状態を抜け出せるかもしれません。未病だから大丈夫と思っていると、そのまま病気に進行してしまいます。

病気になると通院が必要になったり、内服が必要になる場合も出てきます。そのほうがめんどくさくありませんか。

食事は毎日のことで気にかけるとなかなか大変です。しかし、食事を少し気を付けることで自分の未病の状態を改善できたり、今悩んでいる病気の症状がよくなるとしたらどちらを選べばいいか簡単だと思います。

食べて健康を手に入れるなんて理想的ですよね。

便利さより面倒な自炊が健康を掴む!

ついつい面倒で、コンビニやお弁当で食事を済ませてしまうことありませんか。

分かってはいてもまぁいいかと思い、気がつけば高頻度になっていたりします

皆さんもご存じの通り、コンビニやお弁当には添加物が含まれています。添加物が身体に悪いことは何となくはわかっていても、実際にどんな風に悪いかを知っている方はほぼいないと思います

添加物にも人間の身体に害を成す物とそうでない物をがあります。

[chat face="ER看護師.png" name="" align="left" border="gray" bg="none" style=""]私が働いている病院で実際にあった話ですが、20代の女性が立ち上がった瞬間にバキッと膝から音がし、立ち上がれなくなったため救急要請し搬送されてきました。検査の結果、膝蓋骨の骨折が数ヶ所ありました。女性から話を聞くと、ほぼ毎日昼はコンビニでお弁当、夜は冷凍食品やカップラーメンという生活をしていたのです。[/chat]

レントゲンを見ると80歳くらいののおばあちゃんのような骨をしていました。コンビニのお弁当やカップラーメンに含まれる『リン酸塩』は身体のカルシウムと結合し、尿となり体外に排出されます。

そのため、リン酸塩を多く摂取してしまうと体内のカルシウムが減ってしまい、結果この女性のように骨がスカスカになってしまいます

全ての添加物が悪いわけではありませんが、出来れば必要のないのもは摂らない方が身体にはいいです。面倒ではありますが、野菜や魚、適量の肉を自炊することが無駄な添加物の摂取も防ぎ健康への近道になります。

結局は食事のバランスが大事!

色々と話をしてきましたが、食事はバランスが大切です。

炭水化物に偏ってしまえば肥満になりやすかったり、ビタミンが足りないと脚気になったりと偏ることで出てくる症状もあります。今ある未病がすべて食事で改善できるわけではありませんが、食事で改善できる症状も多くあると思います。

ふと振り返った時に食事に偏りはありませんか?

偏りなく食事を摂取出来ている方は少ないと思いますが、偏らないようにすることを心がけてみてください。

肉や魚、野菜や果物しか食べれないのかといわれるとそうではありません。

例えば、チョコレートが好きな方にチョコレートは身体に良くないからやめてくださいというとします。毎日食べていたチョコレートを急に取り上げられるとストレスが溜まってしまいます。

ストレスは身体や精神的な負担を受けてしまうため、幸せを感じることができるのであれば、多少は食べてもいいと思いますあくまで健康に害のない程度です。

食事は未病や病気の元にもなれば、健康の元にもなります。

バランスよく食事をすることが、健康への一歩です。

まとめ

私自身産後に「授乳しているからいいかな」という理由から、好きなものを好きなだけ摂取していました。授乳をやめてから激太りし、夫からは「全身が弛んでる」といわれてしまうほどでした。しかも、どんなダイエットを行っても効果はほとんどありませんでした。

無理をして食事制限をした結果、元からあった貧血が悪化。朝は低血圧で起き上がれないほどふらつく状態でした。まさに『未病』に悩まされている状態だったのです。

そこで食事について勉強をすることから始め、身体に合わせた食生活にしていきました。

今では貧血もなく、体重も産前の状態に戻りました。未病の状態ではなくなり、体重も減少したことで身体も軽くなりました。身体が軽くなったことで、今までしんどいからいいかで済ませていたこともすぐに出来るようになり、フットワークが軽くなった気がします。

毎日の食生活を少しだけ見直すことで、今悩んでいる身体の症状が改善されるならやってみる価値があると思いませんか。少しの努力が未来の健康に繋ります。

 

[box03 title="参考文献一覧"]

神奈川県衛生研究所|未病を知ろう!~病気になってしまう前に〜

えんどう内科

効き目が2倍、3倍になる食べ合わせ事典|ブックマン社 著者 田村哲彦

カラダに効く!食材&食べ合わせ 食べ方で差がつく!メイツ出版 小池澄子 監

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